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br side
na「あ、ちょっとBroooock！」
急にAちゃんの顔が見えなくなったことが不満なのか
Nakamuはちょっと声を荒げた。すぐに回り込んできたけど僕はまた反対方向に体を回した。
na「なあ！おいって！」
Nakamuが右に回り込めば僕は左に回る。その逆も然り。
クルクルと自分を中心に回ってるから目が回ってきたんだけど〜
『Broooock様』
凛と鈴の鳴るような声が上から降りかかる。
はた、と立ち止まって顔を上げればそこまで感情の浮かんでいないAちゃんが僕を見下ろしていた。
『そろそろ降ろしていただけますか？周囲の視線が痛いです。』
そう言ってAちゃんは僕さらに後ろへと視線を移す。
それにつられて僕も振り返れば兵士やメイドたちがこちらを見ていた。
ちょっとだけそっちを見てたけどすぐに視線を彼女に戻す。
br「降ろして欲しいんだ？」
へへッと笑みが零れた。
彼女は「ええ」と面倒そうに答える。
僕だけがその目に映ってることが酷く嬉しかった。
br「じゃあ降ろさない」
眉間に皺を寄せる。そんな顔も可愛らしくて彼女を抱き上げる腕を少しきつくした。
na「降りたがってんじゃん、降ろせよ」
ちょっとだけ怒ったNakamuが口を開いた。
僕を見上げる目にはAと僕が映ってて更に幸福感で満たされる。
br「Nakamuさ、尋問のこと誰から聞いたの？」
na「は？今そんなこと...」
br「きんさんが色んな人に言いふらすのは考えにくいんだよね
スマイルの部屋から出てきたAがきんさんに連れられてここまで来たとき殆ど周りに人はいなかったんだよ？みんなきんときが怖いからね。
だからこの部屋に入っていったこととか尋問のことって殆ど誰も知らない筈なんだけど...
なんかまるで、最初から知ってたみたいじゃない？」
Nakamuは特に表情を変えない。
こういう追い込み方はNakamuの得意分野だから何かしらの反応は期待してない。
別に要らないから。どんな答えが返ってきたって僕の行動が変わることはないから。
na「それ言うならBroooockだってそうだろ？その場の状況とか詳しすぎｔ...」
br「僕は初めから見てたから」
Nakamuの言葉を遮って答えた。
br「スマイルの部屋から出てくるの待ってたんだよね。
でも先にきんさんが話しかけちゃったから後ろ付いてって部屋の前で待ってた。」
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そらと。(プロフ) - べあー。さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂け光栄です！！更新頑張ります✨影とは言わずゴリゴリ前面で応援してくださいwよろこびますw (2022年4月29日 0時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
べあー。(プロフ) - 初コメ失礼します、！主様の作品とても好きです…。見る度にドキドキするようなストーリーで最高…これからも更新頑張って下さい！陰ながら応援させていただきます。 (2022年4月28日 21時) (レス) @page50 id: 17a9fb7c09 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 睦月凛月さん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです！！表現褒めて頂けて光栄です✨更新頑張ります！ (2022年4月15日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
睦月凛月(プロフ) - 最近読み始めたばかりだったのですが、世界観や設定が面白くて手が止まりません...!!!特に文章表現が美しく一瞬で惹き込まれました！これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2022年4月15日 1時) (レス) id: 7b0725ea3a (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 仇花さん» えええ！！！嬉しいです！！！Twitterの名前はソラヌンティヌス@そらと。でアイコンは真っ白に縦書きで文字書いてます！！！@sorato_0720です！！！！ (2022年4月13日 15時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年3月27日 22時
