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na「聞かせて。間違ってもいいし、てか間違いとか今のところ俺らじゃ判断できないし
少しでも可能性が潰せたり、逆に見出せるのなら共有してた方がいい。」
確かにその通りだ。
全く現状を把握しきれていないのに、こっちの勝手な判断でないと見切りをつけるにはまだ早い。
私は一つ頷いてさっきの言葉の先を続けた。
『軍事機能を落とすのに重きを置いているのなら、ボルダリアはどこか国外の勢力と繋がっている可能性も示唆されます。
もしくは兵の力を抑え込んでから内紛を起こしてこの国を中から作り変える気なのかもしれません。』
shk「国外か...ボルダリアってどこ出身だったっけ？」
na「んー、確かソロフィア？じゃなかったっけ？あ、いや違う。ソロフィアとの旧国との国境だったとこの辺りな筈。領地は。」
ある単語が耳に引っかかる。
結構大きく肩が跳ねた気がしたが君主様たちは気付いていないようだ。
shk「めっちゃ南だな。ってなると隣接してるのはベルトネバークとかカデュア連合国とかか」
どく、どく、と鼓動が大きく聞こえる。
下唇を噛んで手を強く握る。体中を駆け巡る怖気が過ぎ去るのを息を顰めて耐える。
気道が細くなった感じがする。息がし辛い。
靴の先の地面へ落としていた視線。
瞼の上に影が覆ったことに気付いた時には額になにか暖かいものが触れていた。
kr「..........」
『き、りやん様......』
いつの間に目の前に来ていたんだろう。
私の前にしゃがみこんだきりやん様は片手を私の額に当てて、もう片方の手は強く握りすぎて白くなっていた私の手に添えられていた。
その瞳に光は見えないけれども心なしか心配しているようにも感じる。
shk「どうした？具合悪い？」
きりやん様の動きに気付いたシャークん様が私に問う。
大丈夫だと答えようとしたが、口を開く気になれずにただ口元に笑みを浮かべることしかできなかった。
shk「......今日はここまでにするか。Nakamuはよくてもきりやんがあんまり部屋開けてると誰か探しに来るかもしれないからな」
na「だな。情報もある程度共有できたし久々にお前らに会ってちょっと安心したわ。
来週にでももう一回集まろうか。」
二人はガタッと席を立つ。
寝室と執務室から寄せ集めた椅子を元の場所に戻していく。
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そらと。(プロフ) - べあー。さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂け光栄です！！更新頑張ります✨影とは言わずゴリゴリ前面で応援してくださいwよろこびますw (2022年4月29日 0時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
べあー。(プロフ) - 初コメ失礼します、！主様の作品とても好きです…。見る度にドキドキするようなストーリーで最高…これからも更新頑張って下さい！陰ながら応援させていただきます。 (2022年4月28日 21時) (レス) @page50 id: 17a9fb7c09 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 睦月凛月さん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです！！表現褒めて頂けて光栄です✨更新頑張ります！ (2022年4月15日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
睦月凛月(プロフ) - 最近読み始めたばかりだったのですが、世界観や設定が面白くて手が止まりません...!!!特に文章表現が美しく一瞬で惹き込まれました！これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2022年4月15日 1時) (レス) id: 7b0725ea3a (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 仇花さん» えええ！！！嬉しいです！！！Twitterの名前はソラヌンティヌス@そらと。でアイコンは真っ白に縦書きで文字書いてます！！！@sorato_0720です！！！！ (2022年4月13日 15時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年3月27日 22時
