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スノードロップ、オレンジ、そしてスノードロップ
ダリア、ラナンキュラス、イベリス、ネモフィラ、カランコエ.....
そして頭に乗せられた手...
『あっ...』
Snowdrop
Orange
Snowdrop
Dahlia
Ranunculus
Iberis
Nemophila
Kalanchoe
これから頭...つまり頭文字を取ると...
『S...O..S、Ⅾ、RI...N...K
つまり、飲み物に何かが含まれているということですか...？』
kr「....そう」
考えるために下を向いていたが、その声で弾かれたように顔を上げた。
初めて聞いた、きりやん様の声...。
『どうして私に...』
ふと、そんな疑問が浮かんだ。
長く仕えてきた専属のメイドじゃなくてなんで3日前初めて出会った私に伝えたのだろう...
その問いに対してもう彼は何も答えてはくれなかった。
『私が純粋な気持ちで仕えていないと分かっていたのですね...
そうです。私は貴方方に何があったのか調べるために一時的にメイドとして君主様の身辺を調査しております。』
地面に足を着いて跪いた。乾燥した冷たい土が膝に纏わりつく。
『信用しろとは申し上げません。ただ、私はとある目的のためにこの調査を引き受けました。
助けを私にお求めになる、ということはこの状況から脱したいお気持ちがあると解釈しております。』
許可を得ずに立ち上がる。それに対してきりやん様の顔色が変わることはなかった。
ひとまず服従の意は見せた。ここからは対等な取引相手として接することとしよう。
『利害は一致しているはずです。互いに利用価値があるとは思いませんか？
きりやん様は私が有利になるよう情報提供を、私は主犯であるボルダリア公爵の動向や君主様方の情報をお渡しいたします。初期投資として薬に関しての調査は進んでおります。あと1週間もすれば回復薬と一緒に内容もお渡しできるでしょう。いかがですか？悪くない取引でしょう？』
さて、彼に正常な思考回路は残っているのか。
黙って私の話に耳を傾けていた瞳は静かに瞬きを繰り返す。
肺に刺さるような空気が流れる。
ここだけ空間が切り取られたような錯覚を覚えながらも
私たちはお互いをただ見つめていた。
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そらと。(プロフ) - 仇花さん» 自分で見ると大分稚拙な文章で恥ずかしいですが、、仇花様の様に私の表現を理解してくださる方ばかりで嬉しい限りです😭コメントありがとうございます。また読みにきてくれると嬉しいです！ (2022年4月13日 9時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
仇花 - 文才でしかなくて夜な夜な悶えてます、 (2022年4月13日 3時) (レス) @page21 id: e927d6963f (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - ホホ。さん» 失礼なんてとんでもありません！ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (2022年3月27日 8時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
ホホ。 - コメント失礼します！この小説めっちゃ好きです‼更新頑張ってください‼応援してます！ (2022年3月26日 21時) (レス) id: c8edcf3e17 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 夏葵さん» 一気読みお疲れ様です！更新頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年3月1日 11時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2021年11月13日 0時
