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いや、もっと単純にNakamu様の容態自体がよくないというか
薬がより効いてきたからシャークん様くらいまで落としたくて薬の量を増やしたのかもしれない。
だけどもしそうだとしたら計画が次の段階へ進んだと同義だな。
シャークん様と同じくダチュラが使われているだろう。
その点に関しては薬品庫のダチュラは別のものにすり替えておいたけど、
新たに持ち込まれたものやそれ以外の薬については対処のしようがない。
shk「.......い」
shk「おい」
『っ！！』
びっくりした....
深く考え込み過ぎてシャークん様が目の前まで来ていることに気付かなかった。
訝し気に顔をのぞき込む彼は私の意識が戻ったことを確認するとスッと傍を離れた。
大きくバクバクと鳴る心臓を片手で抑える。黒い外套に殆ど馴染んで見えない鮫の刺繡を指でなぞると幾分か心が落ち着いた気がした。
shk「やっと気づいたか。何をそんなに考えてんの？」
『あ、資料読み終わったのですね』
shk「いや、答えになってねえけど？」
資料を私に返す彼は答えを求めるように真っ直ぐに見つめてくる。
ただ、彼に余計な不安を抱かせることは気が引けてしまって口が動かない。
もう殆ど脅威はないとはいえ昨日まで薬を服用していた人間がそう簡単に効能から抜けれるかと言われればそれは否で、これまでの君主様たちの様子から察するに不安を増幅させるような作用があることは分かっている。
やっぱり、彼にNakamu様のことを言うのは控えよう。
shk「A？」
『.....君主様の中で、医療や薬学に強い人はいらっしゃいますか？』
shk「医療？それだと.....スマイル〜...はどうなんだろうな。きりやんか、な？」
『きりやん様...』
全く顔は浮かばないが名前だけ復唱する。
水色、青、赤、緑...残りは黄色か紫だよね。
『かしこまりました。ではきりやん様に接触を図ってみます』
shk「おう、頼むわ。」
コツ、コツ...
shk「！？」
『！！』
誰か来てる...？
同時にドアの方を向いて耳を立てると確実に足音はこの部屋に近づいてきていた。
まさか、ボルダリア公爵？
今すぐ窓から出てしまうか？いや、万が一姿や形跡を見られたら...
それともどこかに身を隠すか？
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そらと。(プロフ) - 仇花さん» 自分で見ると大分稚拙な文章で恥ずかしいですが、、仇花様の様に私の表現を理解してくださる方ばかりで嬉しい限りです😭コメントありがとうございます。また読みにきてくれると嬉しいです！ (2022年4月13日 9時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
仇花 - 文才でしかなくて夜な夜な悶えてます、 (2022年4月13日 3時) (レス) @page21 id: e927d6963f (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - ホホ。さん» 失礼なんてとんでもありません！ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (2022年3月27日 8時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
ホホ。 - コメント失礼します！この小説めっちゃ好きです‼更新頑張ってください‼応援してます！ (2022年3月26日 21時) (レス) id: c8edcf3e17 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 夏葵さん» 一気読みお疲れ様です！更新頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年3月1日 11時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2021年11月13日 0時
