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br side
br「きんさん待ってってば！！」
容赦なくAちゃんの首を締めあげるきんさんに静止の声を掛ける。
でもきんさんは僕の方へ首を回しただけで手の力を緩めてくれない。
kn「待たないよ。コイツのせいでNakamuがああなったのは明白じゃん。今更何を待てばいいのさ。」
br「違うってば！！AちゃんはNakamuを助けようと僕を呼んだんだよ！」
少しだけ眉を顰める。
もうヤバいから早く離して欲しくてきんさんの手に自分の手を重ねた。
『ｯﾌ...』
br「.........！」
真っ白い花びらが舞うかのようだった
でもそれは朝日が顔を覗かせた夜の終わりのようでもあった
頬には星の光を映したような涙が瞳から零れていて
今まで見た何も敵わない
美しい
＿＿＿笑顔だった
br「っ！きんさん早く離して！！」
流石のきんさんも手の力を抜いて、彼女は重力に従ってドサッと倒れる。
抱え上げると気絶する一歩手前といったところで、涙に濡れた彼女の目元を指で掬う。
浅い息を繰り返す中、僕と視線を合わせて血の気のない手を伸ばして僕の頬に添えた。
『ま、だ.....だめなんだ....』
br「え？」
『...........はやく....』
そこまで言って彼女は瞳を閉じた。
だらっと手が投げ出されたけど、小さい肩が上下していた。よかった...。
膝の裏に手を差し込んで立ち上がる。
そのまま半身を翻してきんさんを見やると困惑してるような、怒ってるような、考えてるような
色んな感情をぐちゃぐちゃにさせた変な顔をしてAちゃんのことを見てた。
kn「Broooock...」
br「僕、Aちゃん医務室に運んでくるから、きんさんはNakamuの傍に居てね」
kn「うん...」
じゃあ、って一言残して足を前に出した。
廊下に出ればすれ違う人々が何事かとこっちを向く。
そんなこと気にならないほど僕の頭の中はAちゃんのことでいっぱいだった。
もちろんNakamuのことも心配だけど、薬飲んでたし多分大丈夫。
窓から身を乗り出して必死に声を出すAちゃんが発した言葉。
僕にしか伝わらないように“古語”を使ってNakamuの危険を知らせてくれた。
平民が知る由もない言葉。
貴族でさえ学ぶ人は少ない。
br「Aちゃんってさ、誰なの？」
腕の中で目を閉じるAちゃんに視線を落として
僕は誰にも聞こえないように小さく呟く。
返事は返ってこない。
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そらと。(プロフ) - 天音さん» あら、それは運命ですかね、、、また見つけてくれてありがとうございます。頑張りますね！ (2022年3月4日 7時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - まだログインもしてなかったし、お気に入り登録とか知らなかった。そんな昔にみたお話...、のはずなのにまた見つけられた...？！このお話はおもいでの作品のうちの1つです。無理せず頑張ってくださいね！！！ (2022年3月3日 0時) (レス) @page9 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 狛犬さん» フォローありがとうございます！！ (2021年11月17日 18時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
狛犬 - お手数かけてすみません！アカウント名は「狛犬 @nTdKEqUijhOcqHZ」です誤字ってたらすみません！ (2021年11月16日 18時) (レス) id: 0666cd5f1f (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 狛犬さん» うーん、、、一応私のプロフにもHPの欄にURL載せてるのでそこから飛べなかったら私がお迎えに行きますのでユーザー名など教えて頂けると嬉しいです！ (2021年11月12日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2021年9月20日 3時
