8.花、華、HANA ページ10
夢主side
「華道部?」
「うん、部活してみようと思って」
昼休み、屋上でご飯を食べながらそんな話をしていた。
「花が好きなのか?桐山は」
「うん。イギリスでは金曜日に花を買ったりとか、そういう習慣があるから」
それまで黙ってた影浦くんが
「週に何回だ?」
そんなことを聞いてきた。
「2回。火曜日と木曜日。」
「ふーん…」
「もしかして一緒に帰れないから寂しいとか?」
北添くん地雷…
「べ…別に…そんなんじゃねぇよ!!」
影浦くん真っ赤だw
「おい!!くすぐってぇよ!!」
「だって影浦くん面白いんだもんw」
面白すぎるw
結局私は入部して、その日の部活から参加することになった。久々に無心になって花を生けるのは楽しかった。
部活が終わって校門に来てみると…
「……遅せぇよ…」
「…………今日は帰ってると思ってた…w」
影浦くんが待ってた。
荒船side
俺たち18歳組はカゲの女友達が気になりすぎて、集団でカゲを尾行している。決してストーキングではない。
校門の前でカゲがスマホを弄りながら待っていると
「……遅せぇよ…」
「…………今日は帰ってると思ってた…w」
………可愛いじゃねぇか…
「おいゾエ、あれか?」コソコソ
「間違いない、あの子だ」コソコソ
鋼は防衛任務なのでいない。
「今日から部活に行く予定だったらしい。」
「部活は?」
「華道部」
「うわ大和撫子じゃんかわい〜」
犬飼も桐山詩瑠羽の可愛さを認めていた。
「てかやっぱカゲ絶対あの子のこと好きだって」
「だよね、ゾエさんもそう思う。」
ゾエは確信を込めている。
「照れ屋だからな、カゲは」
結局おれらはそのまま基地まで尾行した。
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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年12月27日 17時