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それでも朝はやってくる。
廉の涙を見て悲しくなってしまった私に
そっと軽く触れるだけの短くて儚いキスをして
��片想い楽しかった。幸せになってな��
優しい目で微笑んだ彼は本当に素敵な人だった。
何も知らない勇太が挨拶をしながら前の席に着く。
いつも通りこっちを向いて座ってくる彼は
昨日のことなんか忘れてしまったみたいに
今日の授業の話をしている。
私は勇太が好き。
確信したのはいつなのか、それは私にも分からない。
さりげない優しさや小さな変化に気付いてくれる
彼にいつの間にか心惹かれていた。
昨日の昼休みに伸ばしてきた左手に少し期待して
目を瞑ろうか迷ったなんてまだ言えないけど
私の隣が一番落ち着くと言ってくれた勇太に
好き以外の感情を持つことは出来なかった。
放課後
私の恋に今以上支障が出ないように、
と言う理由で一緒に帰るのを卒業した廉は
仲のいい男子と放課後を過ごすことにしたらしい。
だから私はまた一人ぼっちになってしまった。
「 あれ？帰ってなかったの？ 」
リュックを背負った時に掛けられた声に振り向く。
扉の近くで勇太が何かを持って立っていた。
「 今から帰るところ 」
「 そっか。俺今から職員室行くんだけど来る？ 」
「 どうしようかな 」
「 あ、もしかして後輩と帰る予定だった？ 」
廉とはもう帰る日はない、それを知らない勇太。
「 ううん。一人 」
「 じゃあ俺についてきて。一緒に帰ろ 」
有無を言わさず廊下を歩き出す彼を慌てて追う。
手にしていたのは数学のワークだった。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
