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改札を抜けてお互い自分の自転車に乗ると
自然と合流した流れで一緒に帰ることになった。
「 近所に同じ高校通ってる人いるの知らなかった 」
信号待ちで行き交う車を目で追いながら
独り言のようにボソッと呟くと
「 俺も知らんかったな〜。
あ、今度この辺案内してくださいよ。
まだ駅までの通学路しか知らんし 」
交通の騒音でうるさいはずなのにきちんと拾って
その上次の約束まで決めようとする永瀬くんに
初対面とは思えない距離感だなと少し驚く。
「 聞いてます？ 」
「 ああ、うん。いいよ。案内してあげる 」
「 やった！いつにします？先輩に合わせますよ 」
「 そうだなあ、来週？とか 」
「 えー、やっぱ明日にしましょ！ 」
「 合わせるって言ったじゃん 」
「 細かいことは気にしないでください！ 」
「 仕方ないなあ 」
このタイミングで信号が青へと変わる。
ペダルを漕ぎながら「 よっしゃ！」と声を出して
喜ぶ永瀬くんはまるで弟のような存在に思えた。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
