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翌日
「 昨日は本当にありがとな。バレずに提出できた 」
私より遅れて登校した勇太が手にしていた紙袋を
私の机に置いてこちらを向いて椅子に座る。
「 何これ 」
「 プレゼント 」
「 見てもいい？ 」
「 いいよ 」
ノートサイズ程の紙袋の中を覗くように確認する。
中にはお菓子や飲み物が入っていた。
「 これどうしたの？ 」
「 Aへのお礼。本当に助かったからさ 」
「 この紙袋全部？ 」
「 もちろん。受け取って 」
唇を少し噛んで俯く勇太に「 ありがとう 」と
お礼を言ってありがたく受け取った。
「 俺からAにだから誰にもあげるなよ 」
「 でもこんなにたくさん食べきれないよ 」
「 じゃ俺と分けよ 」
「 自分が食べたいだけじゃ〜ん 」
「 細かいことは気にすんなって 」
早速中身を取り出して机の上に並べていく。
クッキーやチョコレート、グミやペットボトル。
これを勇太が一人で買ったと思うと心に沁みる。
「 太っちゃいそう 」
「 ダイエット中だった？ 」
「 違うし 」
「 じゃあこの中で食べられない物とかある？ 」
「 無い。全部好きだもん 」
「 それじゃあ分けられないなあ 」
「 分けなくてもいいかな〜、私へのお礼なんだし 」
クッキーが入った箱を手にした勇太の頬が膨らむ。
「 勇太からのプレゼントは
私が一人でありがたく頂戴することにします 」
「 分かりました。大事に召し上がってください 」
唇を尖らせて残念そうに紙袋へ戻していく姿に
なんだか面白くなっちゃって思わず笑ってしまう。
そんな私を見て「 笑うなよ 」と睨みながらも
きちんも元に戻す勇太は嬉しそうでもあった。
勇太から初めて貰ったプレゼントだった。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
