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放課後
電車で通学している私は決まった時刻にやってくる
電車に乗り込み、スマホを見て適当に時間を過ごす。
15分ほど揺られて最寄駅に辿り着くと
改札に向かってオレンジ色の空の中を歩いていく。
「 すいません、定期落ちましたよ 」
いきなり肩を叩かれたので身構えながら振り返ると
背の高い男子学生が左手で定期を差し出していた。
「 あ、ありがとうございます 」
「 もう少しで線路に落ちるところでしたよ 」
「 本当ですか！？気付かなかったです 」
「 …冗談です 」
小さく笑う彼の姿を見て冗談を無視し首を傾げる。
よく見ると同じ制服を着ていた。
見たことがないからきっとこの春入学した後輩だろう。
「 あ、俺 永瀬 言います。
見て分かるように同じ高校の一年です 」
時折吹く風が少し茶髪がかった永瀬くんの前髪を
サラサラと揺らして目元を隠す。
「 神崎Aです…二年の… 」
「 A先輩って呼びますね。
俺のことは永瀬でも何でも適当に呼んでください 」
聞き慣れないイントネーションで言葉を操ると
いつまでも受け取ってくれない拾ったままの定期を
もう一度私の前に差し出した。
受け取ると自由になった左手でスマホを取り出し
「 A先輩もこの辺なんすね 」と話し出す。
「 永瀬くんはここからどれくらい？ 」
「 んー、ラーメン屋の近く 」
「 もしかして出来たばっかりの？ 」
「 それは分からんけど…角が不動産屋 」
「 私たち近所かも 」
「 ほんまですか？ 」
それよりも詳しく近所の特徴を話していくと
本当に近所であることが判明した。
永瀬くんは少し前に越してきたばかりらしい。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
