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７、 ページ9
NO side
真っ白な集中治療室の中に溶け込むように、Aは眠っていた。
冷はその様子を苦々しい顔で眺める。今まで何度も見てきた光景だが、今後慣れることはないだろう。医師がやってきて冷は慌てて頭を下げた。
「搬送が早くて助かりました。かなりの高熱です、Aくんの身体だとこれほどのことは危険です。暫くの間は入院が必要です」
「…はい、分かりました」
誰も何も悪くはないけれど、どうしてこの子だけと考えてしまう。
炎司は何も言わない。片割れに比べ、個性は氷のみで虚弱な子などヒーローにできない。それでも人並み以上の聡さと、気遣う優しさが冷は愛しかった。
ちゃんと生きてほしい。自分の好きなように生きてほしい。
「ごめんね、A…」
せめてもの思い。Aも焦凍も、他の子たちも、ただひたすらに幸せに生きてほしい。
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ルーナ(プロフ) - とても面白いです！男主で愛されで病弱、めちゃくちゃ好きです！！続きが気になります！更新待ってます！頑張ってください！！！ (11月5日 0時) (
レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
明咲 - シンプルに面白いです！！ (2023年4月20日 0時) (レス) @page1 id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーヴィア | 作成日時：2022年10月20日 23時
