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６、 ページ8
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熱い。その言葉で頭の中が支配される。
カチコチと鳴る時計の音でさえ頭痛を酷くし、頭を悩ませる。何もかもが疎ましく思えるほど辛い。本当に不便な身体だ。
「A兄、大丈夫？」
「焦凍…入ってきたらダメ、うつっちゃうから…」
食道から熱の塊が這い上がってくる。咄嗟に手で押さえたが隙間から溢れた。
「A兄！しっかりしてA兄！！」
焦凍が僕を揺らすが、指一本も動かせない。やがて騒ぎを聞きつけたお母さんたちが来た。
僕を見るなり顔を青くし、姉さんが救急車！と叫ぶ。お母さんは僕を抱えて何度も声を呼ぶ。寒くてたまらない。手が痙攣する。
燈矢兄が僕を抱きしめる。じんわり身体が温かくなる。
「…とうや、にい、」
「大丈夫、俺がいるから。絶対眠らないで」
燈矢兄が僕の手を握りしめる。それに応えるように、僕も弱々しく握り返した。
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ルーナ(プロフ) - とても面白いです！男主で愛されで病弱、めちゃくちゃ好きです！！続きが気になります！更新待ってます！頑張ってください！！！ (11月5日 0時) (
レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
明咲 - シンプルに面白いです！！ (2023年4月20日 0時) (レス) @page1 id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーヴィア | 作成日時：2022年10月20日 23時
