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４、 ページ6
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「ダメだろ、こんなとこ一人で来たら…Aくんは身体弱いんだから」
「でも…燈矢兄も、痛いでしょ」
赤くなっていた腕に手を添えて冷やした。煙を立たせながら患部が冷えていくが、燈矢兄は僕の手をやんわり掴んだ。
「いいよ、そんなことしなくて。もう帰ろ、お母さん心配してるから」
僕のことを抱き上げて下山しようとする。燈矢兄の体温が高く、じんわりと身体に広がっていく。
燈矢兄と違って、氷の個性持ちだから体温が低く熱に弱い。個性が身体に合わないわけではないが、寒いのは嫌いだ。
燈矢兄に擦り寄る。身体がぴくりと反応したが、そのまま何を言わないでいてくれた。
「Aくん、もう山に来ちゃダメだよ」
「…でも、燈矢兄が」
「俺のことはいいから。やめないと死んじゃうよ」
別に死んでもいいよ、とは言えなかった。
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ルーナ(プロフ) - とても面白いです！男主で愛されで病弱、めちゃくちゃ好きです！！続きが気になります！更新待ってます！頑張ってください！！！ (11月5日 0時) (
レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
明咲 - シンプルに面白いです！！ (2023年4月20日 0時) (レス) @page1 id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーヴィア | 作成日時：2022年10月20日 23時
