続き* ページ6
side sm
そんな状況で俺を頼るって...
俺からしたら嬉しい話だ。
メンバーに信頼されている何よりの証拠だからな。
sm「そうか。ならまぁ、気が済むまでいたらいいんじゃねーの」
kin「それは...!悪いって...」
sm「でもどうせお前ん家にはその彼氏との思い出が多少なりあるわけだろ?」
kin「うん...そう...」
sm「なら今帰ってもきんときがしんどいだけだろ」
下心がない訳では無い。
俺が帰ってきて蹲っているきんときをすぐにきんときだとわかったのは俺がこいつを好きだからで、なんの打算もないメンバー思いの人間とは違う。
他のメンバーでも同じ様な対応はするが、特に話は聞かないし、すぐに帰すかもしれない。
きんときの話を聞いて、家に居させるのは、俺が性格の悪い人間だからだ。
sm「元気になるまで泊まってってもいいけど、どうする?」
kin「な...んで、スマイルがそこまですんの...?」
sm「したらだめ?」
kin「ダメじゃないけど...今優しくされると勘違いしそうになる...俺別にスマイルのことも恋愛感情で見れるよ...?」
sm「いんじゃない?失恋した時は次の恋するのが1番傷の治り早いだろ」
kin「無責任すぎるだろ...それは...」
無責任か。
確かにそうかもしれない。
でも俺は7年一緒にいてお前に落とされたんだから、無責任なんて文句は言わせない。
sm「なにが」
kin「勝手に好きになってろってことだろそれ...さすがに辛い...可能性もないじゃん...」
sm「なんで可能性ないんだよ」
kin「は...?スマイル普通に女の子好きだろ...」
sm「んー...別に、性別は関係ないかもな。今まで彼女だけがいただけで、好きになって貰えてたら彼氏もいたかもしれないし」
お前のことだけどな。
kin「じゃあ、スマイルのこと好きになってもいいの...?」
sm「俺はそう言ってるけど」
kin「はー...掴めなすぎ...」
sm「掴めたら好きになってくれんの?」
kin「え...?」
ごめん、俺悪いやつだから、今日の晴天、やっぱりいい日にさせてもらう。
sm「俺、前からきんときのこと好きだから、俺の事好きになってよ」
kin「は...はぁ...?!」
君の好きなとこ* (smkin)→←晴れの日の雨* (smkin)
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ