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来るな!* (nkmkir) ページ42

軍パロ
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side kir

事の発端はあの事件からだ。

br「きりやん!!」

ぶるーくに担がれて医務室に運ばれてきたなかむは腹から血を流していた。
頭の先から血の気が引いていくのがわかるほど焦った。
腹に突き刺さるナイフ、床に赤い足跡を残しながらぶるーくの肩を借りて歩くなかむ。
すぐさま手当てをしてなんとか一命を取り留めた。

kir「何があったの」

br「あのね、あのねっ...!」

焦って言葉が出ないのか、何度も詰まりながら話してくれた。
侵入者が居たと報告を受けていたこと。
侵入者を探すために動いていた中運悪くなかむが見つかってしまったこと。
駆けつけた時にはもうなかむは刺されていたこと。
侵入者は既に捕まえたこと。
少しくらい俺にも教えてくれてていいじゃないかと思うくらい知らなかった。

kir「ありがとう。もう部屋に戻って休みな」

br「うん...」

ぶるーくを帰して、医務室には2人。
ヒヤッとした。
無事に救うことが出来て本当に良かった。

nkm「ん...あれ、きりやん...?」

kir「なかむ...!よかった...」

数時間して起き上がったなかむを見て安心した。
強ばった体の緊張が解けていく。

nkm「わ...えっと...何があったんだっけ...?あはは...まぁいっか...」

不安がなくなりホッとしたせいか、思わずなかむに抱きつくようにベッドに倒れた。
その日からだ。
なかむが医務室に通うようになったのは。

nkm「転けちゃったよ〜」

とか

nkm「足ぶつけた!」

とか、仕舞いには

nkm「紙で指切っちゃった」

なんていう理由で医務室に来る始末だ。

kir「はい。もうしょうもない理由で医務室来るの禁止!」

nkm「え!なんで!」

kir「医務室はサボり場じゃありません」

nkm「サボりにきてるわけじゃないのに...」

なんてボヤいているが、実は俺も忙しいのだ。
軍内の病人の管理から怪我人の治療経過、本当はなかむに構ってやる時間なんてない。

kir「いいから帰った帰った。俺は忙しいの」

nkm「やだ...やだ。帰りたくない」

kir「わがまま言わない」

nkm「俺はきりやんともっと一緒にいたいから帰りたくない」

はー適当言ってるわ...?え...?
ん?今なんて...?

nkm「だめ...?」

kir「っ...邪魔しないなら...」

なんて、こいつに甘い俺も良くないんだろうな...

エイプリルフール*→←重要なもの* (smkin)



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作者名:つらら、みやび x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年1月9日 22時

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