#告白(shk×nkm) ページ4
shk side
「好きだよ」
「…え?俺?」
少し間を開けて間抜けな声を出す俺の好きな人。俺はなかむが好きだ。
きっかけはゲームだった。負けたのに「悔しい!」「あそこあーやってたら勝てたかも」とすぐ次の勝ちに繋げようとする言動にふと、好きだと思ってしまったことがきっかけ。
それからはなかむの全部が可愛くかっこよく見えて、隣に立つのは俺がいいと思い始めた。
撮影後、2人きりになったdiscordで雑談をしていたが、感情が抑えられなくなり、気づいた時には口が開いていた。
そして俺は今日、好きな人に告白をした。
「なかむだよ。」
「え、しゃけって俺の事好きだったの?」
「好きじゃなきゃしないだろ…w」
「あぁそっかw」
しばらくの沈黙の後、なかむは困った声色で喋り始めた。
「俺もしゃけのこと好きなんだけどさ」
「え?マジ?」
「でもさ、付き合うか迷ってんの。」
「…なんで?」
「その理由を今から聞いてもらってしゃけからの意見が欲しいんだけどいい?」
「うん、なに?」
あまりにもいつも通りな喋り方に安心感を覚える。
てかなかむ俺の事好きだったんだ、もっと早く告白してれば良かったな。なんて思いながら、なかむの話を聞くことにした。
「シャケが思ってる以上に俺めんどくさいよ」
「大歓迎」
「…結構ズバズバ言うよ」
「今更じゃね?w」
「…めんどくさいからすぐ嫌いになるかもしんないよ、?」
「嫌いだったらもう一緒にいない」
「…お前めっちゃ俺の事好きじゃん…」
「好きだから告白したんだよ」
「そっ…か…そうだよな…」
「んで?付き合ってくれんの?」
小さな深呼吸の後、彼は言った。
「…俺に飽きない自信があるなら」
決意を固めたようなその声が俺の欲を煽り、掻き立てる。
「舐めんなよ」
お前のそういうところが好きなんだよ。
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