#独り占め(sm×shk) ページ17
shk side
俺の恋人のスマイルは必要最低限の人間関係しか築かない…ことで有名だったが、最近は色んな人と交友関係を築いているようでよく笑うようになった。
「あ、そこ右いる。多分ラスパ」
『オッケー…じゃない!!スマイルくんカバー!!』
「はいはい」
『ナイスー!』
「ナイス〜」
今は歌い手のまいたけさんとFPSゲームをやっている。
気になりはするけど気にしていない風に装う。
俺とはあんまゲームしてくんないくせに他の人とはするよなぁ…ゲームの趣味が合わないってのもあると思うけど、俺もスマイルと遊びたい。でも楽しそうにやってるとこ邪魔するのは違うしなぁ…
なんてスマホを見ながら、作業のようにストーリーを進める。
「なにやってんの」
「うおわっ!?ビックリしたぁ…w」
「え、なに?」
「いや別に…w てかゲームは?」
「やめた」
考えごとをしているといつの間にかゲームは終わっていたらしい。
俺もやっていたゲームを閉じて、軽く伸びをする。
今からスマイルと二人の時間だ。
「勝てた?」
「2回チャンピオン取った」
「へ〜、やるやん」
「まぁね」
自分の話をしながらドヤ顔をするスマイルは見ていてとても面白い。
以前は面と向かって話すことは少なかったが、付き合い始めてからはその機会も多くなって、当たり前になっている。
この時間は俺にとって嬉しい時間だ。
横目でスマイルを見ると、耳が赤くなっているように見えた。
なんでか気になって見ていると、スマイルがニヤケながら話し始めた。
「…シャークんさ、」
「なに?」
「顔に出やすいって気付いてる?」
「え」
まさかのカミングアウトだった。
俺ってそんな顔に出やすいの?なんて気にしながら頬を伸ばしていると、隣にいる彼がクスクスと笑いだした。
「…笑うなよ、」
「ふふ、いやぁ、安心したよ」
「…うるせ」
最近の彼はよく笑う。
でもこれは俺しか知らない笑顔だ。
目印* (nkmkir)→←溜息* (kir←br←shk)(大枠shkbr)
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ