無自覚* (nkmkir) ページ14
side kin
それは、ある日の実写撮影日。
撮影が一旦終わってからの休憩中。
いつものソファーに腰掛けるなかむに手招きで呼ばれるきりやん。
躊躇いなく隣に座って肩を組む様に顔を近付けスマホの画面を覗き込むきりやん。
shk「仲良いよなぁ...」
kin「わかる」
と、しゃけと2人で共感していたところ、急に2人が喧嘩し始めた。
sm「仲良くなかったな」
br「なにあの人たちw」
言い合う声がこっちまで普通に聞こえる。
まぁ、スタジオ対して広くないしな...
nkm「ごめんごめん」
kir「まぁ俺も悪かったよ」
nkm「ん、仲直り〜」
何故か付けっぱなしの自分のマスクを外してきりやんに口付けるなかむ。
?!??!?!?
ちょ、ちょっ?!
kir「ん...」
満更でもねぇ顔すんなお前!!
なんだちょっと待て
kin「待て待て待て待て」
nkm「ん?」
kin「ん?じゃねぇんだわ」
なんでわかってねぇ顔してんの?!
kir「なんかあった?」
2人してそれかよ!!
おかしいじゃん普通メンバーがなんの躊躇いもなくキスしてたら気にするだろ!!
nkm「どしたのみんな」
俺だけじゃなくてほかの奴らも驚いて近づいたらしい。
sm「どしたじゃなくて...なんで無自覚なんだよ...」
shk「いつもお前もうちょっと頭切れるよな...?」
br「僕でも異常性感じたのになんで二人共わかってない顔してんの〜?!w」
え?俺らなんかした?って顔を見合わせるのをやめろ。
ずっと不思議に思ってたんだよ俺は...!
やっと違和感の正体に気づいたわ...
kin「俺はさ、なかむの隣にきりやんがいるのなんでだろうなって思ってたんだよ」
なかむ真ん中にして並ぶなら隣はぶるーくとしゃけになるはずだから、なんできりやんなんだろうってずっと思ってた。
今日のやけに近い距離もさっきのキスで全部合点がいった。
kin「お前ら付き合ってんのかよ...!!」
nkm「あ...」
kir「あ゙...」
nkm「...言って、なかったっけ...」
お前ら以外の4人とも全員知らねーよ!!
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