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9話 捜索 ページ10
トウマ視点
「…公園ってここだよね。」
1番に到着した。父さんと母さんは今日も仕事で帰ってこれず、深夜に僕1人で外に出歩くのは容易だった。
…少し前までは、父さんと母さんが帰ってこれないことを寂しく思っていた。でも、ナツメたちが僕を救ってくれたおかげで乗り越えることができたんだ。
もし皆がいなかったら、一体僕はどうなっていたんだろう…と、今でも思うときがある。
皆には感謝してもしきれないな。
そんなことを考えているうちに、ナツメ、アキノリも合流した。
「アヤメさんは?」
ナツメ「それが…深夜に出歩くのは流石に許して貰えなかったみたい。」
アキノリ「そりゃそうだ。俺もおばばに黙って出てきたし。ここは3人で解決するしかないよな!」
ナツメ「そうね、」
黙って来たのか。アキノリ…もしおばばさんにバレたら心配をかけそうだけど大丈夫なのかな…?
そして、僕たちは犯人が来るまでの間、他愛のない話をして時間を潰した。
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作者名:日向(ひゅうが) | 作成日時:2023年3月29日 8時