今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:1,262 hit
小|中|大
6話 酒呑 ページ7
ハルヤ「仕方がないな…」
茨木童子「ということは?」
ハルヤ「配下にしてやる。が、むやみに人を攫ったりするのはやめろ。今の人間界はそういった事件事故に過敏だ。それと、執拗に付きまとうな。良いな?」
茨木童子「既に承知しております。では、今日からまたよろしくお願いしますね。と、その前に」
茨木童子「鬼のお姿を見せて頂けませんか?長らく見ていないもので、恋しくなってしまいました。」
ハルヤ「…」
酒呑ハルヤの姿が煙に包まれ、正体が露わになる。肉付きの良い巨体。朱く長い頭髪。鋭く、どこか冷酷さを感じる瞳。そして、鬼の象徴である角。
酒呑童子「これで満足か?」
茨木童子「はい…!やはり酒呑童子様は男前で惚れ惚れいたします。」
酒呑童子「思ってもいないことを…人間に見つかると面倒だ、さっさと屋敷に来い。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日向(ひゅうが) | 作成日時:2023年3月29日 8時