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6話 酒呑 ページ7

ハルヤ「仕方がないな…」

茨木童子「ということは?」

ハルヤ「配下にしてやる。が、むやみに人を攫ったりするのはやめろ。今の人間界はそういった事件事故に過敏だ。それと、執拗に付きまとうな。良いな?」

茨木童子「既に承知しております。では、今日からまたよろしくお願いしますね。と、その前に」

茨木童子「鬼のお姿を見せて頂けませんか?長らく見ていないもので、恋しくなってしまいました。」

ハルヤ「…」


 酒呑ハルヤの姿が煙に包まれ、正体が露わになる。肉付きの良い巨体。朱く長い頭髪。鋭く、どこか冷酷さを感じる瞳。そして、鬼の象徴である角。





酒呑童子「これで満足か?」

茨木童子「はい…!やはり酒呑童子様は男前で惚れ惚れいたします。」

酒呑童子「思ってもいないことを…人間に見つかると面倒だ、さっさと屋敷に来い。」

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作者名:日向(ひゅうが) | 作成日時:2023年3月29日 8時

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