ワイテる方達との話 【短編集】

俺じゃダメですか？(死ネタ) ページ4

俺が見る君はいつも笑顔で、泣いた姿なんて見たことなかった。
けれど、前に君が彼氏に暴力を振るわれてるのを見たんだ。その時の君は笑ってなくて泣きながらごめんなさいって言い続けてたね。
俺は君に何も出来なかったけど、本当は守りたかったよ。
君に暴力を振る男じゃなくて、俺と付き合えばいいのにとか。
でももう、遅いよね。
あの時俺が助けてればこんな結末にならなかったのかな…？
君はもうこの世界にはいないんだよね。
今更後悔しても意味が無い。
けれど、これだけは言わせて。

kr)「君のことが、好きだったよ」

君に届かなくてもいい。
俺の独り言にすぎないから。
ねえ、なんで君はそんな暴力振るう奴と付き合ったの？
君はなんでそいつに愛されてると思ってたの？
君の好きな物も喜ぶことも悲しくなることも全て俺の方が知ってるのに。
なんで？……悩むよりも、俺は今から君に聞きに行きます。
どうか、俺が来ることを待っててください。
来世では、一緒になろうね。
また君に会えるといいな
俺が飛び下りることは君は望んでないかもしれないけれど、君に会いたいんだ。
また声を聞かせて、また笑顔を見せて。
それじゃあ、また会いましょう。
俺と君なら、きっといいカップルになれるね。

kr)「A、あとでね。」



ーー
「今日の昼頃に、マンションの屋上から飛び降りたと思われる1人の男性の遺体が…………




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この世にはいない夢主さんと、少し狂ってるやんさんになります

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