ワイテる方達との話 【短編集】

構ってくれないから ページ17

Aside

朝からから私の彼氏、シャークんが構ってくれない。撮影あるとか言ってたし、邪魔しちゃダメなのはわかってるけどもう昼頃だ。
さすがに寂しい。
音を立てないようにドアを開けると、こちらに背を向けて誰かと話しながらゲームをするシャークんの背中が見えた。

『しゃ、くん…』

sh)「あ、ごめんちょっとミュートするね」

聞こえないくらいの声で言ったつもりなのにヘッドホン越しでも耳がいい彼には聞こえてたみたいで…

sh)「どうしたの？」

『あ、撮影中でしょ、あとで大丈夫だからっ…』

sh)「俺がダメ。ちょっとそこにいて。」

なんでダメなんだろう…撮影中なら邪魔しちゃダメだし…。

sh)「ごめん、ちょっとこれから用事あるから抜けるわ」

そうマイク越しに言うとシャークんはヘッドホンを取ってゲーム画面を消し、通話を切る。

『え、撮影中だったんじゃないの！他のメンバーさんに迷惑かけちゃう！』

sh)「もう撮影終わってるし、大丈夫。」

『おわ…ってる…？』

sh)「そ。てかあいつらに彼女いること行ってないんだよね。だから切ったの」

『なるほど…』

sh)「それで、どうした？」

『あ、えっと…構って欲しかった…から』

sh)「なにそれ、かわいっ」

『え、』

sh)「じゃあ今からいっぱい構ってあげる。優しくできないけどいいよね」

『え、まだ昼…！』

sh)「構って欲しかったんでしょ？いっぱいないてね」



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初の夢主さん時点でした！

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