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sh「あ”〜〜〜……」
『あの、シャークん』
いつもより高くなって掠れたシャークんの声が肩に響く。
すっかり両腕に捕まって抱き締められたAの肩には、シャークんが首まで赤くなった顔をうずめてAの視界から隠れていた。
sh「嬉しすぎて」
『う、ん……』
sh「……あのさ」
きゅっと力のこもった手が、シャークんがAと一緒に罪悪感を抱いているような気がした。
実際、そうだったと思う。
sh「さっき俺、何人か殺したから信じてくれないかもかもしれねーけど、たぶん今一番落ち着いてんの俺だわ」
それは、“殺人衝動”が、“6人の中”で、一番落ち着いている……という事だろう。
歯抜けになった言葉を自分なりに補完しながら、Aはゆっくりとシャークんの言葉を噛み砕いていく。
sh「人狼って、……その、どきどきすると、衝動が紛れるんだ。だから俺にとってAは、麻薬みたいなモンっていうか」
もぞ、と動いたAをシャークんはさらにギュッと抱き締めて「まだこっち見ちゃダメ」と制した。
sh「でもさ、1人ずつ、このどきどきする基準って違げぇから…… 嫌な事されそうになったら、ちゃんとイヤって、言ってほしい」
『……うん』
sh「俺とのキスは、イヤ？」
『……』
sh「悪り、してから聞くのは卑怯だよな」
『ち、違うの、そうじゃなくて、……』
シャークんの顔が見たくて動けば、抱きしめる腕の力が強まる。
そろそろ骨が軋み、肺が苦しい。もしかしたら、加減ができずこのままシャークんに体を折られてしまうかもしれない。
本当は顔を見て言いたかったが、Aは諦めて鼻から下をシャークんの首筋にうずめて呟く。
『……シャークんが、優しすぎるから、私が悪い事をしている気持ちになっただけ』
sh「はは、……なんだそれ」
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ナイア(プロフ) - nonさん» はじめまして。コメントありがとうございます。初めての投稿なのでとても嬉しいです！口下手ですみません、本当にコメントありがとうございます。途切れないようがんばりますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです。 (2022年4月27日 16時) (
レス) @page32 id: 939161efad (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。 設定やストーリーがとても面白く、更新分まで一気に読んでしまいました。今後の展開がとても楽しみです。特に私は青色さん推しなので次の彼のターンがどうなるのかドキドキが止まりません...！ 陰ながら応援しています (2022年4月27日 10時) (レス) id: 9574cf357f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイア | 作成日時：2022年4月23日 3時
