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Broooockと別れて部屋に戻ると、室内はすっかり暗くなってきていた。ベッドで寝息を立てているAを覗き込めば、眉間に寄った皺と寝汗が安らかな眠りでないことを物語っている。
シャークんは少し悩んでからベッドに腰掛け、Aの肩を揺さぶった。
sh「A、起きれる？ A」
『ん、……』
sh「起きて」
くぁ、とあくびをしてから、Aは頭をごろっと傾けてシャークんを見上げた。涙の滲んむAのまつ毛をシャークんの指が拭うと、そのまま手のひらがAの顔を包む。
『ん、む、……ねむい』
sh「ダメ、メシは食え。昼食も忘れてただろ」
『お風呂入りたい』
sh「きりやんとブルークが作ってっから」
『んー…… ん、わかった、おきる』
もそもそと起き出したAに向き合い、シャークんは髪を指で梳いてやる。
陽が沈んだばかりの紫色の空と、明るさを増した月だけが窓を照らす薄暗い室内で、シャークんの目だけが宝石のように僅かな光を乱反射しているようだった。
sh「……あのさ、お願い、聞いてくんね？」
『ん？』
sh「キス、したい」
は……？ と目を見開いたAからは、すっかり眠気が吹き飛んでいるようだ。
自分でもとんでもない事を言ってしまったと思ったが、ここで照れてしまうのも無様だとわかっている。シャークんは揺らぎそうな視線をまっすぐにAの目に合わせ、Aの腕を掴んで引き寄せた。
sh「……ダメ？」
『あ、の、……』
鼻先が触れそうなほどの距離で、ため息混じりの吐息が唇をかすめていく。
Aは思わず、今までにないほど近距離に詰められたシャークんの唇に視線を落とした。
それが合図のつもりだったわけではない。
でも、シャークんが本当に唇を重ねたのは、その瞬間だった。
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ナイア(プロフ) - nonさん» はじめまして。コメントありがとうございます。初めての投稿なのでとても嬉しいです！口下手ですみません、本当にコメントありがとうございます。途切れないようがんばりますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです。 (2022年4月27日 16時) (
レス) @page32 id: 939161efad (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。 設定やストーリーがとても面白く、更新分まで一気に読んでしまいました。今後の展開がとても楽しみです。特に私は青色さん推しなので次の彼のターンがどうなるのかドキドキが止まりません...！ 陰ながら応援しています (2022年4月27日 10時) (レス) id: 9574cf357f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイア | 作成日時：2022年4月23日 3時
