【ワールドトリガー】『戦力外と言われましても。』 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:60 hit、合計:16,646 hit

■"EP.06 ページ8

･

「俺が連れていく」

『え？いや…だって三輪は解析班の所に…』

「別に同じ場所に行くんだ
人を支えてようが支えてまいが関係ない」

へー、珍しい

あの秀次が人を助けるなんて

いつもなら、自分で歩けとか自分で後始末しろとか言いそうなのに。

いや、言いそうとかじゃなくて言ってるか

そう思って、何の心境の変化？と陽介に小声で尋ねれば、笑いながら妬いてんだよと言われた

は？

焼いてる？

何を？

秀次は何か焼いてんの？

あいつ、そんな能力あったわけ？？

すげぇサイドエフェクトじゃん。

てか、まず焼いてるって何よ。

肩貸そうとして、焼いてるんだよって…

どういうことだい？？

ん？ん？と首を傾げてると、今度は透がAって鈍感だよなとか言ってきた。

え、本当になに？

2人とも分かってて私だけ分からないの、とーっても嫌なんですけど！！

『ねぇ、どういうこと？』

「さぁ？自分で考えたら？」

『えぇ…』

陽介のいじわる！と言えば、なんとでも言えとか言われた。

くっそぉ…

こういう時だけ、意地悪なんだよな、こいつら。

･