【ワールドトリガー】『戦力外と言われましても。』 (ページ28)

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■"EP.26 ページ28

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実は昨日もいたんだぞ。なんて遊真が言えばうそん！と叫んでるA

こいつってほんと表情コロコロ変わって面白いよな

「これは隠密偵察用小型トリオン兵“ラッド”
ただし、門発生装置を備えた改造型のようだ」

聞くところによると、こいつが今回のイレギュラー門を発生させた原因らしい。

こいつ(ラッド)は、バムスターから分離した後に地中に隠れて周囲に人がいなくなってから移動を始め散らばっていく

そして、人間の多い場所付近で門の起動準備に入り近くを通る人間から少しずつトリオンを集めて門を開くという。

ボーダー隊員の近くで門を開くことが多いのは、高いトリオン能力を持つ人間からは大量のトリオンを得られるから。

『そのラッドってやつ、どれくらいいんの？』

「今探知できるどけでも数千体が街に潜伏しているな」

『数千体…』

「全部倒すってなったら何十日もかかると思うぜ」

『ふーむ…』

むむ。とか言いながら、突然考え込んでしまうA

何十日ねぇ…

ボーダーならそれが一日で可能なんだけど、それにこいつは気づくかなぁ…

「いくら攻撃力を持たない雑魚だとしても、数千体はボーダーにとってもきついだろ」

『いや、いける』

「ん？」

『ね？迅くん
こっからボーダーの仕事でしょ？』

へー

心配する必要もなかったみたいだ。

「あぁ…こっからはボーダーの仕事だな
ただ、その前に…」

『ん？』

「一つ…Aに頼みたいことがある」

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