【ワールドトリガー】『戦力外と言われましても。』 (ページ27)

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■"EP.25 ページ27

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迅side

「でー？こんな夜に学校忍び込んで何するつもりー？」

現在

時刻は、0時半を過ぎたところ。

本部から呼び出しがあり、それに向かってそのまま帰ろうとした時に、ちょっと夜付き合ってくださいとかAに言われて今に至る

廊下でやっほー！なんて言ったら、そのままその声は反響して真っ暗な闇へと消えていった

ん？なんだい？A

そんなゴミを見るような顔で見てきて

A、今日のパンツ何色？なんて聞けば、特大なパンチが返ってきた

いったいな！もう！！

『いい？
…三雲くんが言うには、なんの前触れもなく門が現れたそう
そして、最近起きてる区域外での近界民発生騒ぎ

変だと思わない？
全てボーダー隊員がいる近くで門が開いてる
わざわざ、すぐ倒される確証がある近くで発生させると思う？』

「というと？」

『…いるはず
街を蝕んでる害虫が』

なるほど

Aも中々感が鋭いというか

これは、視えたことを言うべきか否か

そう思った瞬間、目の前に人影が見えた

それが誰なのか理解をした時、Aに視えたものを伝えるのを辞めた

「そうだね
害虫駆除のプロに任せないと…」

そういった時、ガタンと奥で何かが動いた

誰かいる…？なんてAが呟いた瞬間、その人物は、ん？とか言いながら顔を出した

『ぇ、空閑くん？』

「あれ？あんたは…蓮井とかいうボーダーの人」

『Aでいいよ』

「じゃあ、Aで
んで…そっちの人は…」

「やぁ！おれは迅悠一
よろしく！」

驚きながらも、こんな夜中に何してるの？と聞くA

多分、こいつも俺たちと同じ目的だと思うよ。なんて言えば、首を傾げだした

「ぁ、そうだ
変な奴見つけたんだ
お前らが言ってたイレギュラーな門って言うのはこいつだと思う」

そう言って、突然どこから出したのか分からない虫みたいな奴を目の前に持ってくる遊真

それを見て、Aがぎょっ…という顔をした。

『うわ！何そのキモイ虫みたいやつ！』

「私が説明しよう」

『うわ！何か炊飯器もどきみたいなやつが喋った！
しかも空飛んでる！』

驚いてるAに笑いが込み上げてくる

そんな驚くこともないと思うけどな

面白いけど。

「初めまして、A
私はレプリカ
ユーマのお目付け役だ」

『え？パプリカ？」

「レプリカだ」

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