【ワールドトリガー】『戦力外と言われましても。』 (ページ15)

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■"EP.13 ページ15

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多分だけど、学校で起きた近界民騒ぎで活躍したのはこのメガネくんだ。

自分よりできる奴

それも自分より下のC級隊員が活躍したのが腑に落ちないのだろう。

まぁ、藍らしいといえば何とかだけど。

『別にいいけど、大丈夫なの？
相手は、空飛んでる訳だよ？』

「ふん、余裕よ
何せ私はA級だもの」

『確かに』

まぁ、そこまで言うならいっか。

なら、私はそこら辺で暴れ回ってる近界民を始末するとしよう。

さっき空中に浮かんでいる近界民の他にうじゃうじゃと現れてたの私は見たからな。

そう思って、ポケットからトリガー取り出す

『「「トリガー起動(オン)！」」』

と同時に、パキッと横で変な音が聞こえた

ん？

なんの音？

誰かなんか踏んだ？

そう思ったけど違ったみたい

突然、横にいた三雲くんが叫んだ

「トリオン切れ！？」

「ふん、やっぱりC級ね
そこで大人しくしてればいいわ」

どうやら、三雲くんのトリオンが足りないらしく武器の生成が出来ないらしい。

よくよく見れば、戦闘体すら作れてない

ふむ。

これは由々しき事態ですな

「くっそ…こんな時に…！」

『ねぇ…三雲くん、腕貸して』

「ぇ…」

唖然としている三雲くんを他所に、そのまま彼の手を握る

“トリガー臨時接続”

そんな無機質な声が聞こえてきたと同時に、三雲くんの戦闘体ができ上がった

うん

中々の出来じゃないか。

『流石に私もトリオン量が多い訳じゃないから、戦闘体を作るぐらいの量しかあげれないけど…』

「ぇ、いいんですか？」

『うん
流石にこの場で戦闘体着てないのは危なすぎる
それに…』

「それに？」

『ボーダーだから言うことを聞く人もいるんだよ』

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