ソファの支配者 ページ28
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「やーっと3連勤終わるー！」
ぐっと伸びをしてそう声に出した。
隣にいた出水は「夜勤キチーわ、おれ今日学校パス〜」と同じく伸びをしている。三輪隊と香取隊と防衛任務の交代をした時は真っ黒が永遠と続くそんな夜だったのも気づけば白んだ朝日が昇るのを迎え、そうして人々が朝の生活を送るのすら見える時間来なっていた。
『おつかれ〜』と気の抜けた国近の声と『あーおれも寝ようかな』と防衛任務ギリギリまで締切がマズイだのどうのこうの言いながらレポートをしていた太刀川の声が聞こえてくる。
「アンタ、レポートあるんじゃないんですか……」
『おい。今いい感じに忘れようとしてたのに言うなよ』
「最悪じゃん。やりなよ。先生と本部長泣いちゃいますよ」
『出水も小鍛冶も大学生になりゃわかる』
「嫌すぎる」
「あーもう終わりだこの大人」
「悪いお手本」
通信越しの太刀川に対していつも以上に容赦ない声が上がるが、当の本人は楽しそうに笑っている。
忍田や風間により缶詰状態でレポートをしていたストレス発散だとばかりに、数少ない(少ないことにこしたことはないが)出現したゲートは太刀川の手により全てぶった斬られた。おかげで今回の防衛任務を手持ち無沙汰でいた出水と彼女は、ただでさえ気の張る仕事を眠気を押し殺すだけたったのだ。その分の矛先は全て太刀川へと向くが、太刀川はストレス発散ができて満足そうだ。それ込みで腹立つのだろう。
別隊と交代の引き継ぎをして対室に戻れば国近はゲーミングチェアを倒しほにゃほにゃと笑いながら迎え入れてくれた。
「もうしばらく防衛任務はいりたくない……」
「あはは〜残念ながら3日後にありまーす」
「最近多くないですかぁ……？」
「B級は今忙しいからね〜余裕のあるA級に仕事が回ってくるのは致し方なし」
大きな欠伸をして国近は「んじゃ帰って寝るね〜おつ〜」と颯爽と荷物を纏めて出ていった。
釣られるように1つ欠伸をすると、動くのも面倒だと彼女はそのまま共用のソファに身を預けまぶたを閉じた。
「……不用心なヤツ」
レポート進捗はどうなんだと捕まった太刀川を見捨て、遅れて戻ってきた出水は少し笑った。
愛しいものを見るその顔は、誰も知らない。
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優波 - 凄く素敵な作品！続きが待ち遠しいです (3月9日 2時) (
レス) @page29 id: 02a233e3f8 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴ(プロフ) - 何回も読み直すレベルで四字熟語シリーズめっちゃ好きなので更新停止悲しいですが、また更新されるのこころまちにしてます！新作読みに行きますね〜！！ (9月1日 12時) (レス) @page30 id: 9d8af713d5 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - この作品ずっと好きです！！更新待ってます(ToT) (6月29日 11時) (レス) @page27 id: a096a50c59 (このIDを非表示/違反報告)
シーラカンス - 完結ですか!?ストーリー大好きです！妹系泣き虫夢主ほんとに可愛い♡時間あるときでいいので更新して欲しいです。続きがすごく気になります🌳応援してます👊 (2022年8月2日 8時) (レス) @page27 id: 91514afe23 (このIDを非表示/違反報告)
40(プロフ) - かりめさん» お返事遅くなりましたがコメントありがとうございます。そこの2人は書いてて楽しいので今後たくさん絡み出していきたいなと思っています。だいぶ待たせてしまうかと思いますが楽しんでもらえたら幸いです (2022年2月26日 12時) (レス) id: f0ee598b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：40 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月6日 15時
