生殺与奪を弄ぶ女 ページ23
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日は変わり、彼女は何故か二宮と加古と太刀川と食事をとっていた。このメンバーで揃うことになるのは件の土下座の件以来ではあったものの、彼女は別の意味で帰りたいと強く思っていた。
「嬉しいわ。今日はAちゃんもいるなんて」
「だろ？加古は小鍛冶のこと気に入ってたから連れてきたんだよ〜！」
「あら、普段そんなことしないのに太刀川くんったら何か目的でもあるのかしら。レポートなら貸さないわよ」
カチャカチャと食器を並べ美しい笑みを浮かべる加古に、彼女は腹を括るしか道はないと思った。
表情筋こそは変わらないものの彼女の隣に座る二宮は、申し訳なさそうに「すまない」と言葉にした。元々は二宮とランク戦をし、いつもの様にアドバイスやら情報やらを交換していたところに加古がやって来たのであった。しばらくは同じ射手というポジション同士、積もる話をしていたのだがふと加古は「お腹すいてるかしら？」と尋ねてきた。
二宮はその言葉で全てを察し、彼女を逃がすため「この後用事が」と言いかけた時、タイミングを掴まずやってきたのが太刀川であった。「おまえらそろって小鍛冶引き抜く気かぁ？」とガハハ笑いながらやってきたこの男のせいで二宮も彼女も逃げるタイミングを無くしあれよあれよと加古隊に収容され今に至る。
二宮は善良な清い心で彼女を逃がそうとしてくれていたのに対し、彼女の隊の隊長である太刀川は逃げれないことを悟るや否や彼女の方を組み地獄へ直行しようとした。死なば諸共。移籍を真剣に考え始めた。
「Aちゃんはどれくらいの量にする？」
「ァ、そんなに……」
「遠慮しなくていいのよ、今日はほかのメンバーがいないからたくさん余ってるの」
「わ、私はいいので！ぜひ太刀川さんに！太刀川さんよく食べるので多めにしてください！！」
「おーいおいおい？小鍛冶？」
「太刀川は昨日の夜から食ってねェらしい」
「二宮も同じだ」
「あなたたち仲いいわね。2人とも大盛りにしとくわ」
言わずとも彼女はこの後ぶっ倒れた。
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謎炒飯回
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優波 - 凄く素敵な作品！続きが待ち遠しいです (3月9日 2時) (
レス) @page29 id: 02a233e3f8 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴ(プロフ) - 何回も読み直すレベルで四字熟語シリーズめっちゃ好きなので更新停止悲しいですが、また更新されるのこころまちにしてます！新作読みに行きますね〜！！ (9月1日 12時) (レス) @page30 id: 9d8af713d5 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - この作品ずっと好きです！！更新待ってます(ToT) (6月29日 11時) (レス) @page27 id: a096a50c59 (このIDを非表示/違反報告)
シーラカンス - 完結ですか!?ストーリー大好きです！妹系泣き虫夢主ほんとに可愛い♡時間あるときでいいので更新して欲しいです。続きがすごく気になります🌳応援してます👊 (2022年8月2日 8時) (レス) @page27 id: 91514afe23 (このIDを非表示/違反報告)
40(プロフ) - かりめさん» お返事遅くなりましたがコメントありがとうございます。そこの2人は書いてて楽しいので今後たくさん絡み出していきたいなと思っています。だいぶ待たせてしまうかと思いますが楽しんでもらえたら幸いです (2022年2月26日 12時) (レス) id: f0ee598b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：40 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月6日 15時
