11:『彼女の戦線離脱』 ページ15
_＿side 琴乃
「…あ、嵐山」
ダンボールを持って、隊室へと戻っていればA級5位、ボーダーの顔である嵐山隊隊長嵐山が歩いていた。いや、歩いてなかったら怖いけど。
「お、琴乃か！元気か？」
持つよ、とダンボールを奪われた。この爽やかさは何なんだろうと思いながら若干似ている迅と比べるのがひける。
「嵐山こそ、いつもたいへんだね」
広報活動もやってるし、A級ランク戦で忙しいし。任務もある。我等が神代隊とは真逆だ。基本任務だけでほぼ暇。
「琴乃だって大変だろう？」
何だこのイケメン。気遣いが半端ないなんて思いながら、否定する。
「…こっちは、チームランク戦もソロも出れない人多いいからね。
特に、黒樹と真代。」
真代は、完璧万能手だからだ。流石に、上層部にやめろと言われました。いやあ、黒樹が上層部にえーと言った時はまじでヒヤヒヤした。次あれしたらアッパーかます。(怖え)
「黒樹もなのか？」
知らなかったという声音だった。あれ、あいつ言ってねえの！？どんだけ面倒くさがってんの！！あいつが言わないことにシリアスな理由ないからね！？基本、めんどいだからね！？ねむと同じくらいめんどくさがり屋だよ！？
「黒樹、なにかあったのか？」
嵐山、お前私のとこ嫁来い。なんか養いたい。いやお前養ってもいい。(落ち着け)
「黒樹は、ランク戦する相手に戦意なくさせるからダメなんだとさ」
背後から声がした。振り返れば、ぼんち揚げを持った迅。迅、と私達は名を呼ぶ。
「でしょ、琴乃」
ごくり、と息を呑んだ。
……そのとおりだった。
私は、迅を見つめたまま首を縦に振った。
「…最強だからね、あの莫迦は」
ーーー
※本編関係なし
「ところでぼんち揚げいる？」
「シリアスで終わらせようよ！？」
「やめとけ、作者が保たない」
おい、メタイ話すんなおまえら。
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黒井蜜柑(プロフ) - 津花椿燕ざわさん» 思いつかなくて放置してた作品を見てくださった方がいたとは……驚きでした！真代は妹原案のキャラなので、私の見せ所だなと思っています。ほんと、なるべく早く更新再開したいと思いますのでもう少し待っててください……いやほんと嬉しいぞ…… (2020年8月12日 0時) (
レス) id: 17dfef3a09 (このIDを非表示/違反報告)
津花椿燕ざわ - 真代ちゃんのお兄さんを避ける理由が知りたいです!やる気無しの子なのに完璧万能手になったとか…そのときだけやる気あり子なんですかね!?(かわいい)長い期間空いていますが再び更新されるのを待ってます。頑張ってください!長文失礼しました！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 0d78a52757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒井蜜柑(キャラ案→リア友＋妹) | 作者ホームページ：http://minanami2.naho.ayaka.
作成日時：2016年10月9日 20時
