【ワiーiルiドiトiリiガiー】普通のボーダー隊員 (ページ12)

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うへぇ、結構暗いなぁ〜…
一人で帰ると怖さ際立つぜ、さっさと帰ろ。

王子「おや、オッサム的なじゃないか。」

『ｷﾞｬｰｯ！？！？！！』

王子かよびっくりしたびっくりしたびっくりした！！！！怖がってる時にやめろよクソ！！

王子「随分と元気な叫び声だね。」

『誰のせいだと思ってんだてめぇ。
突然背後から声かけるな、ビビる。』

王子「たまたまオッサム的なを見かけたものだから。今帰りかな？」

見かけたと言っても背後から声かけるのはやめろほんと心臓に悪い、こんなことならトリオン体なっときゃよかった。あっちの方が寿命縮まらない気がする。

『そうだけど、王子は任務終わったとこか？』

王子「ああ、今帰りだよ。
そしたら君を見かけたんだ。」

『あー、じゃあ一緒帰るかー？
どうせ家近いし、帰り道一緒だろ。
というか一緒に帰ってくれ、さっき声掛けられたのでSAN値が死んでんだよ。』

一気にごっそりSAN値減ったわ、あともう少し減ってたら発狂してたぞ俺。
いやまあもう叫んだけどさ。

18の男が夜道で泣き叫んでるなんてやばい絵面だろ。

王子「勿論構わないよ。
そういえば先程会った時、面白そうな会話をしていたね。」

『あー、出水とバトってた時？
焼肉行くって話の時か？』

王子「いや、君がきゃっ、抱いてとか言ってるところかな。」

『嘘だろお前あの時から居たの？』

こっっっわ
こっっっっっっっわ

俺一人で帰るよりも王子と一緒に帰る方が怖い気がしてきた
18歳男子泣きそう、俺泣きそう、恐怖で。

王子「随分と僕の事を評価してくれてるみたいだったからね。」

『むしろその時こそ声をかけろよ黙って聞かれてる方が怖いわ。』