恋の上昇数値 【水上敏志】

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目の前にしゃがんでそう言う水上




『……は？』



思わず手にあるペットボトルを落としそうになる



｢あとはその賢い頭で考え｣



そう言うと立ち上がって後者の方に歩いていった



なにこれ…、前と一緒じゃん。


また…、また置いていかれた。




『もう何アイツ…何考えてんの…』



パッと腕時計を見ると長い針は10を指していた



まだ時間に余裕があると分かって、立ち上がってゆっくり考えながら歩く。



いや確かにね、

水上はたしかに良い奴だし、優しい。



困ってたら何かと助けてくれるし。




ボーダーもやってて運動神経はもちろん良い


動くん好きちゃうとか言いつつも球技大会とか何かと活躍してる所をよく見る



それで将棋好きだから頭も良い


私もこれといって苦手科目はないけど、化学は頑張っても80点台しか取れなくて、私より頭の良い水上によく教えてもらってた


あとは身長があるからスタイルもいいし、かっこいいけど、、




ん？あれ？ちょっと？？？


今私なんて言った？？


頭の中で自問自答しながら考えていたことをもう一度思い出す



1、優しい


うん、そうだよね。水上は優しいです


2、頭良い


はい、その通りです。水上は頭良いです


3、かっこいい


うん、そうですね。水上はかっこいいです





はえ…？ " かっこいい "…？？



前々から水上のことをかっこいいと言ってる女子は
まあまあいるけど…、


けど、それまで特別かっこいいなんて思ってなかったんだけど…。



あれ、これ私意識し始めてる…の…？？



そう思った瞬間にブワッと顔に熱が集まった




『い、いやいや、それは違う。だって私男信用できないんだよ。ありえないでしょ｣




あ、そうだ、恋愛のプロフェッショナルいちめに聞けば分かるじゃん。




そうとなれば早く聞きに行こ

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