笑顔が眩しいあいつは同期……(橙)

３７……side橙 ページ37

「照史だいすき」






信じられないことが俺の目の前で起こっとる




Aのほうからこないアクションを起こしてくれるっちゅうことは、


ほんまにもうこわい思いをしとらんてことでええんかな？








『………ほんまに俺でええんか？』




俺を安心させるために嘘ついてるわけちゃうよな？






「照史がいい」



恥ずかしいんか、控えめにそう告げるAは、いままで見たことない表情をしとる




か……かわいい………！！！




『ありがとう！！俺むちゃくちゃ嬉しいわ！！』



「わーっ！！強い！親方強い！」




力加減せんと思いっきりAを抱きしめたった





ついさっきまではこわい思いをさせてしまったけど、俺とAが通じ合った瞬間や





ずっと温め続けた想いが届いたんやな









『俺絶対守るから。


もう二度とあんな思いはせんで済むように、俺が守ったる。』



「うん……ありがとう。照史がいてくれると心強いよ」



『もー！そんなん言うのズルいわー！』








次は俺から







ありっったけの気持ちを込めて、Aにキスを落とした

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