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何も話せなくなっちゃった私を心配して、照史はすぐにタクシーを拾って私を乗せてくれた
照史の家が近いみたいで、私は初めてお邪魔することになるんだけど、さっき感じてしまった恐怖がなかなか消えないでいた
「飲めそうやったら飲んでな」
照史は温かい紅茶を淹れてくれた
ちゃんと話さなくちゃ………
『あ、照史……ごめんね………
私、痴漢かと思っちゃって、、高校生のころに、一度背後からつけられて、スカートの中に手を入れられたことがあったの………』
「……………！」
おとなになったいまでも、ハッキリと鮮明に覚えてる
『だから、それ以来……特に夜の背後がこわくて………』
「A…………
ごめん………俺のせいやん」
照史は顔をみるみる強張らせていき、動揺した表情を浮かばせている
『ちがうの……私があんな人通りの少ない道を歩かなきゃ良かったんだけど………』
「はぁ………」
照史は軽く溜息をついたあと、私をやさしく抱きしめてくれた
「ちがくないで。俺のせいや。俺がさっさと声を掛けたら良かったんよ。
ごめんな。なんも知らんと、ほんまにごめん。」
その大きなてのひらで、ゆっくりと頭を撫でながら、
耳元に響く照史のやさしい声色が、また私の涙腺をゆるめていた
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そら(プロフ) - ゆうみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！またそんな風に思っていただける様にがんばります(*^^*) (2020年10月27日 19時) (
レス) id: 074fc23e15 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 親方さんの作品初めて読みましたっ！ちょ〜よかったです！！！ (2020年10月17日 23時) (レス) id: 1767363814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2020年3月12日 23時
