34……side橙 ページ34
今日も夜飯はひとりか〜と寂しく思いながら駅までの人通りの少ない裏道を歩いていると、前を歩くAっぽいひとを見つけた
あれAやんな?
確か今日は白いパンツを履いていたような気がすんねんな
俺は帰り道に会えて早る気持ちを抑えながら、Aに近付いていく
声を掛けようと思ったその時、急にくるりと踵を返したAと目が合う
『A?』
「あ、あきと………」
Aの顔は、俺が思い描いたような表情とは裏腹に、ひどく怯えたような顔をしてはった
『そない怯えてどうしたん?泣いてもうてるやん、なした?』
なるべくやさしく声を掛けたつもりやったけど、Aの目はみるみる内に涙を浮かべてもうて
俺はそれをそっとぬぐうことしか出来んくて
「どしたん。なんで泣いてんねん」
掛けた言葉に答えられへんくらいやばいんかなと思ったら、何とかせなあかんなって、
すぐにタクシーつかまえて俺の家まで連れてきてん
下心やないで?
早う落ち着かせたほうがええと思って、俺の家のが近かってん
Aをソファーに座らせて、俺は紅茶を淹れてあげることにした
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そら(プロフ) - ゆうみさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!またそんな風に思っていただける様にがんばります(*^^*) (2020年10月27日 19時) (レス) id: 074fc23e15 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 親方さんの作品初めて読みましたっ!ちょ〜よかったです!!! (2020年10月17日 23時) (レス) id: 1767363814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作成日時:2020年3月12日 23時