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照史が自分の家に戻ってしまってから、落ち着いてゆっくり話せる時間がなくなってしまった
会社で会ってもお互いに忙しくて挨拶程度の会話しかできないでいる
さみしいな
今夜もひとりぽつりと駅に向かってのろのろ歩いていた
『………………』
ふと気付くと足音がすぐ後ろから聞こえる
そんなに人通りが多くない道
真後ろにつけられている………？
少し警戒しながら歩く速度を速めてみる
『………………』
後ろの足音がだんだん迫ってくる
意を決して私は振り向いてみることにした
ﾊﾞｯ……
「A？」
『あ、あきと…………』
足音の正体はなんと照史のものだった
「そない怯えてどうしたん？泣いてもうてるやん、なした？」
覗き込む照史の顔がだんだん霞んで見える
私の目には涙が浮かんでいたらしい
そっとやさしくこぼれた涙を指先で拭き取ってくれた
「どしたん。なんで泣いてんねん」
照史は様子のおかしい私を不思議そうに心配そうに、私の言葉を待つ
痴漢かもって感じた恐怖と、照史で良かったという安堵で、
何か言わなくちゃと思うけどなかなか言葉を出せないでいた
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そら(プロフ) - ゆうみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！またそんな風に思っていただける様にがんばります(*^^*) (2020年10月27日 19時) (
レス) id: 074fc23e15 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 親方さんの作品初めて読みましたっ！ちょ〜よかったです！！！ (2020年10月17日 23時) (レス) id: 1767363814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2020年3月12日 23時
