笑顔が眩しいあいつは同期……(橙)

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とにかく落ち着いて業務に集中するべく、取引先へ発行する請求書の作成に取り組む。





没頭している内に午前の業務が終了




定食屋さんでお昼を済ませてからデスクにつくと、


「これ、請求書の作成たのむわ」




照史がやって来た。






相変わらずニコニコしながら手にしていた書類を差し出す彼






『なんか、ご機嫌だね』



「やって楽しいやん」



『どこがっ！？』





なんかからかわれてるとしか思えないんだよね……




「なんか不備があったら言うてな」


そう言って彼は自分のデスクへと戻って行った





受け取った書類に目を通すと、注意点が丁寧に書かれている付箋がいくつも貼ってある。


少しまるっこいクセのある字に思わず頬が緩んでしまう




『なっ……！』



"今夜は餃子やで"




一際目立つ付箋に明らかに業務外のメモ



思わず照史のほうへ目を移すと、ニヤリと笑って自分の仕事を再開させた





もう何なの！こんなのLINEで済むじゃん！




その後の業務は何度もパソコンの打ち間違えをしては直す作業を繰り返してしまった

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