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「おつかれ〜」
いつも通りの屈託のない陽気さで店に入ってきた照史
「なんや、最近よお会うなぁ」
のんちゃんと葵ちゃんの席からふたつ離れたカウンターに腰掛けた
「照史も暇なんやな。はよ彼女作らんと」
「うっさいのー。いまはクラスの子どもたちで手いっぱいじゃ!」
『ピラフ食べるか?』
「おん!エビピラフ久しぶりやな!」
俺はフライパンを温めて準備を始めた
照史は今日、何を話しに来たんやろう………
手際良く炒めたピラフを大皿によそってカウンターに出す
『はいよ』
「うまそー!あれ、スープも作れるようになったん?」
『あぁ、さすがにエビピラフだけやとあかんかなって。先月から付けてん。』
「淳太、俺らサークルの呑みあるからもう行くな」
「ごちそうさまでした。先生もまたね」
『おん。ふたりとも気ぃつけてな』
「呑みすぎんなよー!」
店内は静かさを身に纏い、照史が大きな口を開けて「うまーい♡」と食べ始めたので、食後の為のコーヒーを淹れることにした
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作者名:そら | 作成日時:2020年2月10日 15時