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『のんちゃん、いらっしゃい』
「コーヒーな」
『いや、甘々のカフェオレやろ』
こいつは小瀧望。通称のんちゃん。
いまは大学１年生なんやって。早いなぁ
俺が小学生のころから近所に住んどって、
当時のんちゃんは幼稚園児のくせに公園で鬼ごっこを挑んできよってから、なんやよお遊ぶようになってん
いまはすっかり弟のような間柄や
『今日は葵ちゃんおらんの？』
のんちゃん仕様に甘くしたカフェオレを出しながら尋ねる
「………おん」
どうやら少し不機嫌の様子
『なんかあったん？』
「……流星とどっか行くんやって」
『なんや、相変わらずとられとんのかい』
「うっさいわー」
彼女がほかの男、まぁコイツらの親友なんやけど、その流星くんとの約束を優先することはいまに始まったことやない
その度にのんちゃんはひとりでここに来てコーヒー、いやカフェオレを飲んで行く
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作者名：そら | 作成日時：2020年2月10日 15時
