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６……side赤 ページ6
小瀧の視線が熱いんよなー
もちろんAにやと思うけど
あ、俺は当然Aの隣な。
課長、A、俺って並んどるから、小瀧の様子がまぁ見えなくもない
「しげ、呑んでる？」
『んあ？呑んでんでー？』
急にとなりから、心配そうに俺を覗き込んでくるからびっくりするやんけ
『今日はこの後いつも通りカラオケでも行くんかな』
「そうかもね。私は帰るけど」
『これからお泊まりですかー？』
「まぁね」
嬉しそうに頬ゆるませて
そりゃあ週末の夜なんて、カップルのための夜のようなもんやろな
相手のおらん俺らはどうせーっちゅうねん
『ええなぁ』
「しげも彼女作ればいいじゃん。総務のコとか狙ってるひといるんじゃない？」
『せやなぁ』
彼女欲しいってか、おまえがええんやけど
そんなん言えへんて
同期のこの関係を壊すなんて、いまの俺には絶対できひん
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作者名：そら | 作成日時：2019年11月7日 22時
