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４４……side you ページ44
私は自分に好意を寄せてくれている小瀧を傷付けることしかできなかった
気付いてしまったから
自分の芽吹いてしまった新しい感情に
懐かしくてくすぐったくて、胸のなかが温かくなるようなこの気持ち
気付いてしまったからには、このままではいられない
私はもう、傷付く恋なんてしたくない
小「どうして、そないなこと言うんすか」
震える声で小瀧が問う
ごめん
ごめんね小瀧
『私たち職場の同僚でしょ？
最近ちょっと距離が近すぎたかもって思ってたんだよね』
酷い女だと思ってくれていいよ
小「全然納得いかないっすよ！
さっきまであんな楽しかったやないですか」
小瀧ごめん
そのまま私のこと嫌いになってくれていいから
ただの同僚に戻ろう
『今日はどうしてもこれを伝えたかっただけだから。
じゃあ、、先に帰るね』
そんなキレイな顔を歪めないで
お願い、私なんかのために涙を流さないで
小瀧ありがとう
私、小瀧のおかげで元気になれたんだよ
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作者名：そら | 作成日時：2019年11月7日 22時
