前途多難な恋ごころ…(桃) (ページ21)

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２１……side桃ページ21

「なにそれー。じゃあ。流星と行こっかな〜」

小「あかん！今日は家に帰って撮り溜めたドラマでも見とってください」

「小瀧に私の予定決められたくないんですけど」

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強引にAさんの申し出を断って、いましげさんと無事にふたりで居酒屋に来ている

濵ちゃんの浮気現場は俺のキャパを超えてもうて、正直しげさんが声掛けてくれたんは、神様やと思った

『俺見ちゃったんすよ』

重「見たってなにを？」

『濵ちゃん……他の女のひととおった』

重「は？んなわけないやろ〜」

しげさんは砂肝を食べながら、ハナから俺の言葉を信じてへん様子や

『嘘やないっス……

スーパーでAさんやないひとと、腕組んで歩いとったの、俺目の前で見てもうて』

重「…………信じられへん」

俺の真面目な顔を見て、どうやら冗談やないってことが伝わったらしい

　

重「あいつら上手くいってんのとちゃうんか？」

しげさんは、ここから一変して鬼の形相のように急変してもうた