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１３……side赤 ページ13
小「なんで言うてくれなかったんすか」
デスクにつく前に、朝から不貞腐れとる小瀧に絡まれてもうた
しかも俺の肩に顎を乗せながら
俺おまえの先輩やぞ！？
小「あんな仏みたいな顔の彼氏いるなんて聞いてないっすよ」
『あぁ、もうやめーや。男がいるかどうかなんて聞かんかったやろ』
小「そりゃそうッスけど……」
『付き合って１年くらいやったかな。残念やけど昨日おまえが見た通り、ラブラブや！
おまえの入る隙間はない！
わかったらはよ仕事せぇ！！』
シュン……と項垂れて猫背の小瀧
おまえは犬か
大人しくデスクに向かうかと思いきや、こちらに振り向き言い放った
小「おれ、諦めないっすよ」
『……………』
小瀧の目は揺るぎない力でも宿っとるかのように見えた
まじで？
おまえ昨日のラブラブっぷりを目の前で見たやんな？
なんでそんなことが言えるん？
猫背の丸っこい背中が再び見えたけど、俺には物凄いでかい背中やった
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作者名：そら | 作成日時：2019年11月7日 22時
