前途多難な恋ごころ…(桃) (ページ1)

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１……side桃ページ1

『小瀧望と言います！よろしくお願いします！』

とある会社の営業３課に配属となった初日の今日

最初が肝心やからとイキって挨拶をしたら先輩たちからのすげー視線

桐「どエライイケメンの新人が入ってきたなー！

あ、俺課長やからよろしくな〜」

重「背なんぼあるん？流星よりデカイんちゃう？」

か、関西色強いわー

なんか安心やな

大阪出身の俺にはすこし緊張のほぐれる瞬間やった、

のも束の間

桐「Aが指導したってな？」

「なんで私？」

重「ええやん。まだやったことないやろ」

課長に"A"と呼ばれたひとを見て、ひとめでこころを奪われてもうた

めちゃくちゃ美人や

重「あ、小瀧顔赤くなってんで笑

こいつ美人やろ」

『そうっすね』

「………小瀧くん？

たったいま指導係に任命された今井Aデス」

『よろしくお願いします！！』

「威勢がいいね。よろしく〜」

こんなキレイなひとと仕事ができるなんて、俺はかなり浮き足立つ気分で勤務初日の朝を迎えていた