忘れ物 - J.K ページ18
終電間に合うかな、、
マンゲキにスマホを忘れてしまい、帰りの電車を引き返して取りに戻る。
残業してたこともあって夜遅く、もう誰もいないと思っていた。
が、
九条さんが１人ぽつんとノートに何か書きなぐっているのが見えた。
こんな時間までネタ作りだろうか。
ネタ作りの邪魔をしてしまっても申し訳ないし、でもスマホを探さないといけないし、、
と頭の中でぐるぐる悩んでいると、九条さんは力尽きたのかソファにぐったりと倒れ込んだ。
今だ！と思い『お疲れさまですー』と言いながら楽屋に入る。
「あ、お疲れ様です」
「なんや、Aさんか」
すっと起き上がり、律儀に挨拶を返してくれる。
数回しか会話をしたことがないのに名前を覚えていてくれたのが少し嬉しい。
「どうしたんすか？こんな夜中に」
『スマホなくしちゃいまして、、』
「あー、それならそこにありましたよ」
ソファから立ち上がり、私のスマホを持ってきてくれた。
「はいこれ」
九条さんがスマホを差し出した瞬間、着信音がなる。
"ゆう"という名前が表示され、それを見た九条さんが手を引っ込めた。
「彼氏すか？」
『え、いや、ただの友達ですよ』
「妬けるなあ」
『え？』
「Aさんぼくのこと好きって聞いてたんやけどちゃうん？」
『え、え？誰から聞いたんですかそれ』
確かに九条さんのことは好きだけど、迷惑になると思って誰にも言ったことはない。
「ぼくの勘」
『は、外れてますよ、それ』
「ほんま？」
「ぼくは好きやけど」
『え、？』
「ぼくは初めて喋った時から好きやったで？」
『本気で言ってます？』
「疑われるのはショックやなあ」
『いや、だって今までそんな感じなかったから、』
「本気やから、そんな簡単に手出されへんかった」
「信じてくれへんの？」
『信じますけど、、』
「Aさんは？」
『え、？』
「好きなんか、好きじゃないんか」
『す、すきです』
「やと思った」
私の腕を引いた勢いでキスをする。
なんだこの急展開。
「わりとずっと前から好きやってんけど」
『全然気付かなかったです』
「あ、そういえばさっきのゆうって誰なん」
『女友達です』
「なんや、まぎらわし」
「もうこれからは他の男なんか見とったらあかんで？」
そう言って私を抱き寄せた。
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さき - 芸人さんの言葉遣い操るのうますぎです…最高です！！！これからも楽しみにしています！！！ (2023年1月23日 15時) (
レス) @page29 id: 5ea285ba75 (このIDを非表示/違反報告)
伊入(プロフ) - はじめてコメント失礼します、リクエストなのですが、堂前さんととにかくイチャイチャするお話しがみたいです、よろしくお願いします！！ (2022年1月21日 20時) (レス) id: 6a2f245552 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - 初めまして！九条さんと辻さんにかわいがられて、後輩芸人の主が恥ずかしくなっちゃう話がみたいです！ (2022年1月18日 10時) (レス) id: fbaaa02cac (このIDを非表示/違反報告)
hhhhhhhhac(プロフ) - 堂前さんの嫉妬みたいな感じのお話みたいです！いつも見させていただいています！ (2022年1月8日 19時) (レス) @page20 id: 62779a0b72 (このIDを非表示/違反報告)
なお - いつもお話楽しませてもらってます！夜遅くにベロベロに酔った川西さんにめちゃめちゃかわいがられるお話読みたいです🥺 (2022年1月8日 18時) (レス) id: 5a42cc6d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかき | 作成日時：2021年8月10日 20時
