DAY 52 ページ7
日にちが変わった頃だろうか
控えめに扉がノックされた。
こんな時間に来るとしたら…
「起きてるか？」
コイツだ。
「嗚呼…起きてる。」
扉を開け、申し訳なさそうな顔をしたヒュースが来た。
「待たせたな…」
「来ないかと思った。」
真夜中なので声を抑えて話す。なんかイイな…
「………その痣をなんとかしようと思ったんだが…この時期に氷で冷やすのもどうかと思って…」
「ありがとう、心配してくれて。その気持ちが嬉しいよ。」
薄暗くてヒュースの表情がよく分からない。
「俺は…玉狛第二に入ることになりそうだ。」
「は？」
唐突にそう言われてビックリした。
ヒュースは私の隣に座ると
「ジンにそう言われた。」
短くそう言った。
「へぇ…」
あと三週間で私の研修も終わる。
正式に玉狛第二のオペレーターになるのだ。
「ちょっといいか？」
ヒュースは私の首元に触れた。
「ひゃ…」
「冷たいか？………嗚呼…やはり跡になってしまったな…」
相当気にしてるらしい。
「こんなの一週間もすれば治るよ。」
「もう少し自分を大事にしろ。」
よく言われる。
「そういえば、小南から聞いたんだが、璃音は戦闘員ではないんだな。」
「私はオペレーター。部隊をサポートするのが役目なの。」
まさか、私が弧月とかで戦うと思ったの？
「……ここに来て少し分かったことがある。」
そう言うとヒュースは遠慮がちに私を抱き締めた。
「…人間は弱い。ちょっとした事で簡単に死にかけるし、本当に脆い。」
そんなにか!?
「お前も…俺が守ってやらないとすぐ無茶して死にかける…全く…人間は謎が多い…」
「なんだそりゃ。」
ヒュースは一旦私から離れた。
「約束しろ。俺が見てないところで勝手に死ぬな。いいな？」
「君は私の何ですか？」
挑発してみる。
「……………」
嗚呼…ちょっと意地悪な質問だったな
「ごめん…忘れt」
「恋人だと…言えたら良いのにな…」
ヒュースの手が私の頬を撫でている。
堪えきれずに私の瞳から涙が零れ落ちる。
「泣くな。」
頬を撫でていたヒュースの手が私の涙を優しく拭った。
「ごめん…」
その言葉しか出てこない。
すると耳元でそっと囁かれた。
「璃音…俺は…お前が好きだ…」
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シュラ(プロフ) - わぁぁぁぁ！好きです！この作品好きです！ヒュース推しなんで毎日見てます！ (2021年6月20日 21時) (
レス) id: c3371b51a4 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» いつもありがとうございますっ!!私の妄想と捏造にまみれてますがそれでもやはりヒュースはかっこよき！推しキャラの一人です！これからも頑張ります!! (2019年6月23日 21時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 続編おめでとうございます！だいっすきな作品です！今後とも楽しみにさせていただきます！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 180f1651c6 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - sakuyaさん» 大丈夫ですよd(ゝω・´○)私実はとても面倒くさがりでして、話の流れが大きく動かしずらいのは苦手なのですよ(--;)ですのでちょっと飛び飛びになります。紛らわしくて申し訳ないですm(_ _)m (2019年6月22日 22時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - DAY30から34に飛んでますけど、あってますか？ネイバーとボーダーの許されない恋！！この後どうなるのかドキドキします！ (2019年6月22日 21時) (レス) id: 251273f07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫蘭華 | 作成日時：2019年6月22日 16時
