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DAY 47 ページ4

今日は迅さんが珍しく帰って来てた。

ここ1週間ほど迅さんはいなかったのだ。また暗躍してたのだろう。

でも、同じ建物の中に居るのにわざわざLINEしてくる必要はあっただろうか?

実力派エリート夜の9時頃に屋上に来て。
実力派エリート大事な話がある

大事な話…かぁ…って漠然と考えながら屋上に行ってみると

「よう!」

後ろから話しかけられた。

「迅さん…」

「冷めないうちに飲みな。」

迅さんは私にココアを淹れてくれていた。

「それで…話って…」

受け取りながら聞くと…

「うん…実はね…」

迅さんはゆっくりと口を開いた。

「近いうちにまた近界民が束になって攻めてくる。」

「……え?」

だいぶ私が考えてるよりもまずそうだ。

「市民や市街地は今のところ大丈夫そうだよ。」

なら良かった。

「ただ…その攻めてくる国なんだけど…」

続きが気になった。

「ヒュースの国の従属国なんだ。」

「じゃあ…」

「ヒュースは帰ろうと思えば国に帰れる。」

まじか…

「ヒュースの蝶の盾(ランビリス)をさ、陽太郎に預けたんだよ。」

なにそれどういうこと?

「ごめんね、何も相談せずに決めて。理由も今は教えてあげられないんだよ。」

「………迅さん…」

そっか…

「迅さんが決めたことですもん。」

それなら仕方ない。

「そっか…」

仕方ないよ。

「璃音ちゃんには今回玉狛支部全体のオペレーターとして動いてもらわなきゃならないから、メガネくん達のランク戦は見られないんだよ。」

「ですよね。大丈夫です。任せてください。」

胸を張ってそう言い張った。

「頼もしい限りなんだけどさ…」

まだ何か一番大切なことを言いたげだった。

「お願いだから、支部から一歩も出ないでね。」

「………それって…」

それは…

「ヒュースを追いかけるなってことですよね?」

「うん。こんなこと本当は言いたくないけど、アイツは捕虜だから、城戸さんたちもあまりいい目で見ていない。いつ裏切るか分からないって思ってるんだよ。」

やっぱりそうだよね…

分かってる。私達は結ばれない。いつか別れが来る。

ただこんなに突然だとは思ってなかった。

ヒュースが国に帰れるかもしれないのを喜ぶ私がいる反面もう二度と会えないのを寂しがっている私がいた。

DAY 51 アニメ派の方はネタバレです多分→←DAY 34



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シュラ(プロフ) - わぁぁぁぁ!好きです!この作品好きです!ヒュース推しなんで毎日見てます! (2021年6月20日 21時) (レス) id: c3371b51a4 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» いつもありがとうございますっ!!私の妄想と捏造にまみれてますがそれでもやはりヒュースはかっこよき!推しキャラの一人です!これからも頑張ります!! (2019年6月23日 21時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 続編おめでとうございます!だいっすきな作品です!今後とも楽しみにさせていただきます! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 180f1651c6 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - sakuyaさん» 大丈夫ですよd(ゝω・´○)私実はとても面倒くさがりでして、話の流れが大きく動かしずらいのは苦手なのですよ(--;)ですのでちょっと飛び飛びになります。紛らわしくて申し訳ないですm(_ _)m (2019年6月22日 22時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - DAY30から34に飛んでますけど、あってますか?ネイバーとボーダーの許されない恋!!この後どうなるのかドキドキします! (2019年6月22日 21時) (レス) id: 251273f07f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年6月22日 16時

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