◇サヨウナラ.紫 ページ49
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高校生最後の日。
私は近くの大学へ。
辰哉は、ここから離れた場所で働くという。
お互い離れ離れになっちゃう。
悲しいけど、それぞれの道を進むの。
『おっはよー！』
友「おはよう！もう最後じゃんね、早かったな〜」
深「おはよー！」
もう、話せるのも今日が最後かもしれないって思うだけで涙が出そうで。
深「もう、そんな顔すんな？笑」
そう言って背中をさすってくれるけど無理だよ。
卒業式も無事終わって、クラスで先生からの話も聞き終わって。
後は、写真を撮るなり自由だよって時。
みんなが教室から出ていく中、私はあっけなく終わってしまった高校生活に終止符を打てなくて教室に残ってた。
ここを出たらもう会えなくなる気がして怖かった。
「あ、いた！もう〜探したんだからね？」
急に来てビックリしちゃったけど目に浮かべた涙を辰哉に見られないようにそっとぬぐった。
『ごめんね、行こっか』
「覚えてる？初めて俺らが喋った日。」
『ふふ、そんなの、忘れるわけないよ、』
振り返って教室を見ると全てがフラッシュバックする。
毎日喋って大笑いした日。
ちょっとした喧嘩になった日。
お互いを好きになり付き合った日。
私たちのすべてはここから始まってた。
どれもどれも、忘れられない大事な思い出。
「行こっか」
私たちはそんな思い出を胸に、
夕日の差し込む教室を後にした。
教室と、みんなと辰哉にさようならって告げて。
どんなに離れてても私たちの愛は誰にも引き裂けない。
数年後、また集まって今日を振り返ってほほえましくなる日が来ますように。
＊
『めっちゃ久しぶり！』
友「だね！？緊張する」
深「雪、久しぶり。」
そう言って笑うのは紛れもなく私の彼氏。
教室では先生とかあの時のクラスメイトがいて色々思い返した。
最後出る時私は数年前のある日を思い出した。
深「懐かしいね、あの卒業式の日。」
『そうだね、やっぱり変わってない』
私たちの関係みたいにね。
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青紫(プロフ) - 雪の王子様さん» え、何かめちゃめちゃ迷走してるんですけど、ここどこ？？笑笑ありがとね！！ (2020年10月22日 20時) (
レス) id: e55c9d9900 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 赤ちゃん見た時のやつやばいほどにやけた(笑)個人的に康二のが可愛くて好き(笑)今日もお疲れ様です！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: aef40a82b9 (このIDを非表示/違反報告)
青紫 - 雪の王子様さん» そんな、、雪の王子様ちゃんに褒められて光栄じゃぁ！！せっかくお気に入りと評価して下さってるから消したくないなぁとは思ってるけど…まぁ考えるわ！！ (2020年9月22日 10時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - あーちゃん充分文章力あるよ〜！安心しなされ！そしてこのお話面白いから消さんでほしいな…いじょーですﾊｰﾄ← (2020年9月21日 22時) (レス) id: a501c8742d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青紫 x他1人 | 作成日時：2020年9月20日 22時
