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走ってブランドマーケティング部に向かう。
「やば〜！あと15分だよ〜(泣)」
ドンッ
時計見ながら走ってたら曲がり角で何かにぶつかった。
「〜っ！」
私は派手に尻もちをついて転んでしまった。
今日スカートじゃ無くて良かった〜って安心してると
「すんません！！大丈夫ですか？」
謝る声がして顔を上げると、
大きなぱっちり二重のアーモンドアイで綺麗な顔立ちをしたイケメンな男性にぶつかってたみたい。
「大丈夫です。こちらこそ前見てなくて本当にすみません…逆にお怪我はありませんか？」
「俺も大丈夫みたいです(笑)お姉さんが怪我してなくてホンマに良かったですわ！立てます？」
ほっと安心して顔が少し緩んで、
手を差し伸べてくれた。
待ってこの展開知ってる。
昔読んだ少女漫画によくある、曲がり角から始まる恋ってシュチュエーションじゃない？(笑)
転んでる私に目線を合わせて中腰になってくれたけど、この人背が大きいんだな。
てか高身長イケメンにこんなことされてる私、嬉しくて顔にやけてないかな？///
……って違う！違う！
私何ときめいてるの！！今急いんでるんだよ！！！
「あっありがとうございます。でも自分で立てるので大丈夫です。
大変失礼なんですけど私、今ブランドマーケティング部に急いで行かなくては行けないので！！」
スっと立ち上がって手でお尻を軽く払う。
本当ならもうこんな体験することないから残念だなって思ったけど、
ゆっくりそんな事してる場合じゃないから！
「はっ…！俺もっす！西館に行かなきゃなんで！」
ぱっちり二重の男性も同じく走ろうとした時
「のんちゃん。朝から社内でナンパはアカンで？(笑)」
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作者名：しずか | 作成日時：2020年9月24日 14時
